壬生義士伝3部作 「壬生義士伝 残照 ZANSHOW」
「壬生義士伝 残照 ZANSHOW」の稽古の様子など制作状況をお伝えしてきました。


2010年5月13日

  中野区にある稽古小屋3日目、嘉一郎の残照最初の衣装が揃いました。



2010年5月12日

  中野区にある稽古小屋2日目、刀の殺陣って難しいですけど面白いですね。



2010年5月11日

  中野区にある稽古小屋へ移動、こちらで5月15日まで稽古を行う予定です。
舞台の位置も決めて、舞台で利用する小道具の運び込みを始めました。



2010年5月2日

  ついに公演の月に突入です!気合を入れて調整に入ってます!今日は世田谷区桜新町近くの稽古場です♪お手伝いにロットスタッフ所属の小滝正大さんが来てくれました(感謝!)


2010年4月15日and18日

  9月の顔合わせ以来、月に一回のペースで都内の集会所などを転々としながら稽古をしてきました。公演を来月に控え今月は続けて2回集まりました。



2010年1月31日
この日は年が明けて2010年初めての稽古でした。
総勢8名集まることができたため、最初から最後まで通しで芝居の稽古をすることができ、なんとか全体的なイメージを掴むことができました。

みんなの熱気なのか外は寒いのに小さな暖房機だけで結構稽古場は暖かかったです。


中田さんから要求が色々飛び出しましたが・・・・まだ位置の確認と台本読みに近い状態ですからね(汗。
今回の稽古の会場は地下で防音も施されているようですが、若干狭く立ち位置などの確認がやりにくかったです。最近は芝居の稽古ができて安く使える場所が少なく予約を取るのも大変で・・・・今後の課題です。


最初の嘉一郎のシーン、石橋さん頑張ってます!!
他の役のかたは、自分の出る景の台本読みです。
次回は、演技をやりやすくするため、酒瓶や銃の代わりになるものなど小物の準備もしたほうがいいかもしれない!



実は今日初めて参加の才輔役上野さん♪
中田さんと演技のイメージの認識合わせ中?上野さんは中田さんと芝居を一緒にやるとはこれまで思っていなかったとか?その真相は?




2009年9月26日
いよいよ作品作りに入る準備が整い、今回は大幅に内容を脚色させて頂き、心配していたのですが、「壬生義士伝」の原作使用許可もおり、スタッフ・キャストもほぼ確定し、都内某所にてNAプロデュース第3弾になる壬生義士伝シリーズの打合せ&スタッフ・役者の顔合わせが行われました。

タイトルは「壬生義士伝 残照 ZANSHOW」
に決定。キャストは中田敦夫がいろんな場所、場面で出会った男たち八人、S&C紹介、稽古スケジュール、本番スケジュール、宣伝プロフィール、裏方作業、登場人物、時代説明、舞台平面図解説、本読みなどが行われました!!!




壬生義士伝を始めたきっかけは?
常磐津文字絵 : 2008年6月5日~6月7日に、第一弾として浅田次郎さん原作の壬生義士伝より「帰郷」を企画・演出・出演され、その後2009年2月11日~2月15日には、第二弾として同じく壬生義士伝より「対い鶴」を企画・演出・出演されましたが、どのような気持ちでこの壬生義士伝を始められたのですか?
中田敦夫 : 浅田次郎の壬生義士伝を読んだときに、貫一郎の魂を盛岡へ返してあげたいとおもう気持ちがあり、格好良く言うと「何か俺ができることがないかな」と思ったのがスタートです。

貫一郎への思いから始めました。ですから原作の貫一郎の最後のシーンは凄く好きです。
ですがいざ、第一部「帰郷」という形で舞台をやってみたら、貫一郎はどんなに一生懸命で自分の思った通りに生きた人生でも絶対後悔するんだなあと、自分でも決めた正義を貫きとおしていきたにも拘わらず、あれだけ死ぬ時に後悔するのだなと。

そのとき気持ちを救う親父の存在があったときに、どれだけ貫一郎は救われたか、また人間は絶対に父親を超えられないんだという風に思ったわけです。また子に対する親の愛と、彼が親で自分が子というのは絶対に変えられないわけですね。

そういうことも含めて冷静に考えてみると、貫一郎は周りの人間になにも返してないのではと思うようになりました。実は「次郎右衛門」や周りにいた「新選組」の人達にしろ、「しづ」に対しても何も返してあげることができなかった。せっせとお金を送ることしか表現できなかった。

それが、第二部「対い鶴」の「所詮は銭こでねえか・・・」という銭勘定になってしまったんですよ、貫一郎は自分の想いとか愛情を表現する手段は、銭こでしか表現できなかった悲しい男になってしまったわけですよ。


永井信義 : 第二部の「対い鶴」を始めようと最初から考えていたのですか、それともきっかけがあり第一部「帰郷」の後、考えられたのですか?

中田敦夫 : 第一部の「帰郷」の後に、第二部の「対い鶴」を考えました。先ほども話したとおり、周りの人間に何も返せなかった貫一郎がいたので、「対い鶴」では、まず幼なじみで最後まで面倒を見てくれた次郎右衛門に感謝の気持ちを返してあげようと思い企画しました。
次郎右衛門は貫一郎にとって生涯唯一の自分の心の恥を話せる相手だったんだろうなと思います。でも最後にも貫一郎はわがままをいってますけどね(笑)。
やはり男っていうのはそうありたいと思います。愚痴はいうけど、聞こえないところで言おうという生き方というか美学というか、粋というか、決して知らない人にぐだぐだ言うことではないじゃないですか、でも愚痴が無い奴はいるわけないから、それを貫一郎が死ぬ前に吐き出させてあげたいなという気持ちが第二部「対い鶴」ではありました。

これまで、浅田次郎原作の壬生義士伝を第一部「帰郷」、第二部「対い鶴」と舞台で表現してまいりましたが、この度第三部の企画の作成を開始しました!
浅田次郎ファンの方、壬生義士伝ファンの方、是非期待していて下さい。

2009年6月13日(土)





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